介護福祉士を目指したきっかけは、ひとそれぞれ。
もちろん、「人が好き!」ということが基本になりますが、先輩方は、介護のどんなところに魅力を感じているのでしょうか?
「介護」は、人と人とが寄り添い合って、お互いの『生きるための活動』を支え続けることであり、思いや考えをもって、肌でぬくもりを伝えられる人間だからこそ成せる業であると、私は思います。
「その人」のことを深く知り、言葉にならない『本当の思い』を発見し、希望に向かって共に歩んでいく道のりの中で知識や技術を高め、人として成長して行けること。
それは、単に介護を必要とする人の要望に応じるということとは、違いがあります。
そして、試行錯誤を経て、やがてお互いの笑顔へとたどり着ける感動と、そこに自分の価値をも実感できるよろこびを、多くの介護福祉士が、『介護の魅力』と感じているのではないでしょうか。 私も、介護福祉士になって20年が経ちましたが、今も多くの先輩や同級生たちが、『笑顔と誇り』をもって、介護現場の第一線で活躍しています。 皆、養成校を卒業後に、介護施設に就職し、結婚して子どもを育て、家を建てたり、施設を運営したりと様々ですが、いずれにしてもある程度の収入を得て、安定した暮らしを送っています。
「やりがい」を持って、長く活躍していけることも「介護の魅力」のひとつではないでしょうか。