
介護を必要とする方の気持ちと身体を理解したうえで、最適なケアを提供できる介護福祉士を育成します。
高齢化社会の進行にともない、ますます社会的ニーズの高い介護福祉士を育成します。介護や援助を必要とするのは高齢者の方に限らず、介護福祉士の活躍フィールドは多彩です。福祉科では、介護を必要とする幅広い方に対する基本的な介護を提供できる能力の修得と国家資格の取得を目指します。そのためにカリキュラムを「介護」を中心に「人間と社会」「こころとからだのしくみ」という3領域と「医療的ケア」及び独自の教科から編成し、介護福祉士として必要な知識と技術をバランス良く身につけるカリキュラムを構成します。
取得資格
介護福祉士国家試験受験資格
介護を必要とする方の様々な日常生活をサポートする知識と技術を有する、専門資格です。
専門士(称号)
一定要件を満たす専修学校を修了した者に授与される称号です。専門知識と技術を身に付けた証です。4年制大学への編入も可能です。
「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により、2017年度から養成施設卒業者も介護福祉士国家試験を受験します。
【取得目標資格】

●レクリエーション・インストラクター
カリキュラム

介護を必要とする幅広い利用者に対する基本的な介護を提供できる能力を身につけます。
■人間と社会
●人間の理解 ●コミュニケーションの基礎 ●社会の理解1 ●社会の理解2 ●生活の情報処理 ●民法 ●経営学 ●地域福祉 ●表現の技法
■介護
●介護の基本1 ●介護の基本2 ●介護の基本3 ●コミュニケーション技術 ●生活支援技術1 ●生活支援技術2 ●生活支援技術3 ●生活支援技術・点字 ●生活支援技術・手話 ●介護過程1 ●介護過程2 ●介護総合演習1 ●介護総合演習2 ●介護実習1-1 ●介護実習1-2 ●介護実習2-1 ●介護実習2-2
■こころとからだのしくみ
●発達と老化の理解 ●認知症の理解1 ●認知症の理解2 ●障害の理解1 ●障害の理解2 ●こころとからだのしくみ1 ●こころとからだのしくみ2 ●こころとからだのしくみ3
■医療的ケア
●医療的ケア1 ●医療的ケア2
■独自科目
●基礎教養 ●レクリエーション指導法Ⅰ ●レクリエーション指導法Ⅱ ●Medicine and nursing ●音楽と生活 ●国家試験対策
実習スケジュール
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、障害者支援施設、グループホームやデイサービスなどで450時間(約10週間)授業の進度や就職との関連から3段階に分けて実習を行います。

時間割
1限目 9:10 ~ 10:40 | 2限目 10:50 ~ 12:20 | 3限目 13:00 ~ 14:30 | 4限目 14:40 ~ 16:10 | |
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月 | 介護総合演習1 |
介護総合演習1 |
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火 | 社会の理解1 |
HR | 人間の理解 | コミュニケーション技術 |
水 | 表現の技法 |
生活支援技術2 | 生活支援技術2 |
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木 | レク指導法Ⅰ | こころとからだのしくみ1 |
こころとからだのしくみ1 |
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金 | 介護の基本1 | 介護の基本2 | 生活支援技術1 | 介護過程1 |
※5限目や土曜日に授業や行事を行う場合があります。
(例:2025年度前期1年)
先輩からのメッセージ
「福祉というイメージ」
Kさん 福祉科

私は、介護福祉の職に就いている母に影響を受け、専門的に介護を学ぶ事のできる大泉保専に入学しました。介護に対してある程度のイメージを持って入学しましたが、入学時と今とでは介護に対する考え方が変わりました。身近な人がその仕事に就いていても、いざ学ぶと分からない事ばかりだと実感できました。現在、高齢化が進んでいるのにもかかわらず、介護人材は不足しています。世の中の介護に対するイメージを少しでも変えていけるよう、努力していきたいです。

「誰かの役に立ちたい」
Mさん 福祉科

私は、祖母と同居しているため、小さい頃から高齢の方との交流が多く、自分の事を常に気にかけてもらえる環境で育ちました。いつか私も恩返しがしたいと思い介護福祉士を目指すようになりました。そして進路について考えた時、先生と先輩方との関係性やアットホームな雰囲気に惹かれ、大泉保専を選びました。少しでも早く自分の理想としている介護福祉士になれるように頑張りたいです。