介護福祉士国家試験を受験するためには、実務者研修の修了が必要です。
介護福祉士実務者研修とは
介護福祉士実務者研修は、介護福祉士養成施設の行う1,850時間(修業年限2年以上)のうち、国家資格を取得するのに必要とされる450時間以上の教育課程を修めるものです。
平成28年度から介護福祉士国家試験の受験資格を得るためには、3年分の実務経験に加え実務者研修の修了が義務づけられました。
大泉保育福祉専門学校実務者研修 3つのポイント
POINT1 時間を有効に使えるE-レポート・システムを採用!
「仕事をしていると、レポートの提出が大変…」でも、大丈夫!!
教科書での学習を終えたら、今お使いのスマートフォン、パソコン、タブレット端末等を使用して、いつでも、どこでもレポート課題に取り組むことが出来るので、自分のライフスタイルに合わせて学習できます。(本校は、一般社団法人KJK提携校です。)
E-レポートの画面サンプル
【テスト(レポート)画面:正解の場合】
【テスト(レポート)画面:解答解説】
自動採点システムなので、すぐに解答の確認ができ、解説も見ることができます!
POINT2 実地研修の修了認定が可能!
実務者研修で「医療的ケア演習」を修了した後に「実地研修」を行わなければ、介護福祉士として喀痰吸引等のケアはできません。
本校は、群馬県の登録研修機関として「喀痰吸引等研修」も行っているため、「実地研修」の修了認定が可能です。
実地研修先の紹介も適宜行っています。
POINT3 国家試験対策講座や模擬試験など、国家試験合格へ向けたサポート体制も充実!
実務者研修修了による国家試験受験資格取得だけではなく、その後の国家試験に向けての国家試験対策講座「国試合格☆パック」(有料オプション)を設けていますので、最終ゴールまで安心して進めていただくことができます。
働きながら学習する人にとって家庭学習は重要なポイントです。講座は、通学による授業と自宅学習、模擬試験などが組み込まれた、内容の濃いプログラムになっています。
実務者研修を受けるメリット
1 介護福祉士国家試験の受験資格が得られます!
介護現場での実務経験3年に加え、実務者研修を修了すると介護福祉士国家試験の受験資格が得られます。(実技試験は免除されます)
2 所持資格により、科目の免除があります。
すでに、初任者研修・訪問介護員1級~3級・基礎研修等を修了している方は、受講科目の免除があります。主な免除科目については、カリキュラムを参照してください。
3 科目の免除に伴い、受講期間も短縮されました。
平成28年4月1日施行の改正法により、修了認定には6か月以上必要とされていた履修期間が、科目免除の対象となる方に対しては1か月以上に変更になりました。
4 喀痰吸引や経管栄養の基本研修・演習もできます。
2日間のスクーリング(通学学習)では、口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部の喀痰吸引実技演習と、胃ろう・経鼻の経管栄養の実技演習を各5回以上と、救急蘇生法(1回以上)を、グループワークにて行います。
その後に「実地研修」を行う必要がありますが、現行の法律では、「医療的ケアの実地研修を修了させるには、喀痰吸引等研修における修了認定が必要」になります。
喀痰吸引等研修を受講する際、「実務者研修修了証」があれば、喀痰吸引等研修の基本研修(講義・演習)が修了しているとみなされます。
5 教育訓練給付制度対象講座「専門実践教育訓練」
初回受給の場合、講座の受講開始日までに通算して2年以上の雇用保険の被保険者期間を有している方が、指定講座を修了し、公共職業安定所へ申請することで支払った「教育訓練費」の50%が給付され、さらに1年以内に資格を取得し、被保険者として雇用された、または雇用されている場合は20%が追加給付される制度です。
希望される方は、最寄りのハローワークをおたずねください。
学習の流れ
- 開講式オリエンテーション
- オリエンテーション時に、教材配布・研修終了までの流れ、通信学習に使用するスマホやタブレット等のアクセス方法の説明やE-レポートの学習方法などの説明を行います。
- 通信学習
- 自宅での通信学習は、指定の教科書を使用し学習を進め、E‐レポート課題に取り組みます。
自動採点型レポートになっていますので、紙によるレポート提出はありません。課題に対しての解答と解説が表示されるため、復習も効率よく行えます。 - スクーリング (通学学習)
- スクーリングまでに履修が必要な科目の課題をクリアすると、「介護過程Ⅲ」および「医療的ケア演習」のスクーリングの予約ができるようになります。
年間のスクーリング日程を確認し、「どの時期に受けようか。そのためには、いつまでに課題を終わらせよう!」と、学習計画を立てることが大切です。 - 修了認定
- 必要な科目をすべて履修すると、修了(卒業)となります。
本校では、国家試験受験手続に必要な「実務者研修修了証明書」と、訪問介護員やサービス提供責任者として働くために必要な「実務者研修修了証」の2種類を交付します。
募集期間・開講日程 (2024年度)
開講時期 | 受講申込手続きの締切日 | 開講式・オリエンテーション | 受講期間※ | 定員 |
---|---|---|---|---|
6月生 | 5月1日(水) | 6月3日(月) |
1~6か月 | 40名 |
9月生 | 7月31日(水) |
9月2日(月) |
1~6か月 | 40名 |
平成28年4月1日の「社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律の一部改正」により、介護に関する研修等を修了している人は、修業年限が「1か月以上」に短縮されました。
※入学月から1年間の在籍が可能です。
受講料
教育訓練給付制度の活用で、最大70%の給付が受けられます。
講座名 | 入学金 (税込) | 受講料 (税込) | 計 | |
---|---|---|---|---|
無資格者 | 21,600円 | 129,800円 | 151,400円 | |
介護職員初任者研修修了者 ※ | 108,200円 | 129,800円 | ||
訪問介護員研修 | 3級課程修了者 | 119,000円 | 140,600円 | |
2級課程修了者 | 108,200円 | 129,800円 | ||
1級課程修了者 | 70,200円 | 91,800円 | ||
喀痰吸引等研修修了者 | 119,000円 | 140,600円 | ||
介護職員基礎研修修了者 | 46,440円 | 68,040円 |
〇受講料には、ID管理料・教科書等の教材費がすべて含まれています。
〇教育訓練給付制度の対象講座は、※印のあるものに限ります。
カリキュラム
領域 | 科目 | 履修方法 | 履修 時間数 | 取得資格 なし | 初任者研修 修了者 | 訪問介護養成研修 修了者 | 介護職員基礎 研修修了者 |
||
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3級課程 | 2級課程 | 1級課程 | |||||||
人間と社会 | 人間の尊厳と自立 | 通信学習 | 5 | ● | |||||
社会の理解Ⅰ | 通信学習 | 5 | ● | ||||||
社会の理解Ⅱ | 通信学習 | 30 | ● | ● | ● | ● | |||
介護 | 介護の基本Ⅰ | 通信学習 | 10 | ● | ● | ||||
介護の基本Ⅱ | 通信学習 | 20 | ● | ● | ● | ||||
コミュニケーション技術 | 通信学習 | 20 | ● | ● | ● | ● | |||
生活支援技術Ⅰ | 通信学習 | 20 | ● | ||||||
生活支援技術Ⅱ | 通信学習 | 30 | ● | ● | |||||
介護過程Ⅰ | 通信学習 | 20 | ● | ● | |||||
介護過程Ⅱ | 通信学習 | 25 | ● | ● | ● | ● | |||
介護過程Ⅲ | スクーリング | 45 | ● | ● | ● | ● | ● | ||
こころとからだのしくみ | 発達と老化の理解Ⅰ | 通信学習 | 10 | ● | ● | ● | ● | ||
発達と老化の理解Ⅱ | 通信学習 | 20 | ● | ● | ● | ● | |||
認知症の理解Ⅰ | 通信学習 | 10 | ● | ● | ● | ||||
認知症の理解Ⅱ | 通信学習 | 20 | ● | ● | ● | ● | |||
障害の理解Ⅰ | 通信学習 | 10 | ● | ● | ● | ||||
障害の理解Ⅱ | 通信学習 | 20 | ● | ● | ● | ● | |||
こころとからだのしくみⅠ | 通信学習 | 20 | ● | ● | |||||
こころとからだのしくみⅡ | 通信学習 | 60 | ● | ● | ● | ● | |||
医療的ケア | 医療的ケア | 通信学習 | 50 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
医療的ケア演習 | スクーリング | 15 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
通信学習時間数 | 405 | 405 | 275 | 375 | 275 | 50 | 50 | ||
スクーリング時間数 | 60 | 60 | 60 | 60 | 60 | 60 | 15 | ||
合計履修時間数 | 465 | 465 | 335 | 435 | 335 | 110 | 65 |
スクーリング(通学学習)について
スクーリングは7日間。科学的な介護を学び、介護の魅力に出会う!伝統と実績のある介護福祉士養成校のプロの講師陣が指導します。
スクーリングでは、介護福祉士の「専門的知識・技術」の要である『介護過程の展開』方法を学習し、介護計画の作成と計画に基づく個別ケアの実践技術が習得できます。
また、新たに「診療の補助」として追加された『医療的ケア』の技法も習得できます。
スクーリング日程(2024年度)
[介護過程Ⅲ]
第1回 | 第2回 | |
---|---|---|
1日目 | 8月22日(木) |
10月31日(木) |
2日目 | 8月27日(火) |
11月7日(木) |
3日目 | 8月30日(金) |
11月14日(木) |
4日目 | 9月5日(木) |
11月21日(木) |
5日目 | 9月12日(木) |
11月28日(木) |
時間割 | ||
1限目 | 9:30~11:00 | 90分 |
2限目 | 11:10~12:40 | 90分 |
3限目 | 13:30~15:00 | 90分 |
4限目 | 15:10~16:40 | 90分 |
5限目 | 16:50~17:40 | 50分 |
[医療的ケア演習]
第1回 | 第2回 | |
---|---|---|
1日目 | 9月19日(木) |
12月5日(水) |
2日目 | 9月26日(木) |
12月12日(水) |
時間割 | ||
1限目 | 9:00~10:00 | 60分 |
2限目 | 10:10~12:40 | 150分 |
3限目 | 13:20~15:20 | 120分 |
4限目 | 15:30~17:30 | 120分 |