
大泉町多文化保育研究会
2014/12/18
本校を会場に「大泉町多文化研究会」が開催され、町内の保育園、児童館の先生や大学の先生が参加されました。

本校のある群馬県大泉町は、外国人が人口の約15%を占める日本一外国人比率が高い街であり、町内6カ所ある認可保育所のすべてに外国籍児童が在籍しています。
そのような環境の中で保育現場と養成校、研究者が課題や成果等を共有し、多文化保育先進地域として情報を発信できる組織づくりを目指し、今回の研究会が行われました。

まずは、本校の保育科専任講師の林先生から大泉町内の保育園へのインタビュー調査の報告とその中から挙げられた課題について、足利短期大学の佐々木先生から、外国籍児童の保育現場における言語習得の状況と母語教育の重要性についてなどのなどのお話がありました。
その後、大泉町における保育現場での実践および課題について話し合い、参加された先生方からも「大変勉強になり、有意義な時間でした。」との感想が聞かれ、今後も継続していくことになりました。
今後の日本の多国籍化を考え、本校でも「保育のポルトガル語」を開講、町内探索やブラジル人学校でのボランティアを行ったりと学生が多文化に触れる機会を多く持てるような取り組みを行っています。
この研究会の内容も養成校での取り組みにも生かされていくと思います。